SK ShippingがSynologyソリューションを使用して効率的なデータバックアップおよび復元のアーキテクチャを実現

SK Shipping は、これまで運用に不可欠な機密データを格納している x86 ベースのファイル サーバーを管理する専任の IT 担当者が必要でした。バックアップ ソリューションには、サードパーティ製ソフトウェアを使用して既存のファイルを SAN に移動し、テープにバックアップする必要がありました。壊滅的な設備障害や自然災害が発生した場合、そのテープからデータを復元する必要がありましたが、それは遅くて面倒なプロセスでした。この方法は、メンテナンスだけで年間700万韓国ウォン（約6000USD）の費用がかっていました。

特定の販売請求に対処することも頭痛の種でした。大量のアーカイブ済みデータをテープから復元する必要がある場合、特定のファイルを見つけてサーバーに復元することが困難であっただけでなく、プロセス全体が 1 週間以上かかっていました。これには多大な時間と人材が必要であり、IT チームに負担をかけ、全従業員の作業効率にも悪影響を及ぼしました。

以前のプロセスは高価で、遅く、リソースが不足していました。

「市場には非常に多くのデータ管理製品があるため、解決策を選ぶのは容易ではありません。私たちは、製品とそのメーカーの長所と短所を注意深く調査した後、最終的に Synology に決めました」と、Kwak Ho-Dong は語っています。「企業環境においてデータストレージはミッションクリティカルであるため、NAS は安定して作業しやすい状態にする必要があります。この観点から、Synology が論理的に適していると感じました。その安定性と直観的で使いやすい DSM オペレーティングシステムは、独自の市場を確立しています」と、Kwak は加えています。

SK Shipping は現在、Synology SA3200D をプライマリファイルサーバーとして使用し、200人以上の従業員のデータをホスティングしています。そのうち約50人は蔚山、釜山、巨済でオフサイト勤務をしています。High Availability と拡張性を重視して設計されている SA3200D を使用することにより、IT 管理者はサービスの継続性を維持しながら、重要なサービスを容易に展開、拡張、管理できます。

テープバックアップは、Hyper Backup に変わり、毎日 SA3200D から別の RS819 ユニットにデータをバックアップしています。この工程を自動化することにより人による介入がなくなり、ITリソースが解放され、会社の時間と資金が節約できました。

SK Shipping は Hyper Backup のほかにも Synology Snapshot Replication を実装し、3 年間の共有フォルダのポイントインタイム バックアップを提供できるようにしています。データの回復は、従業員が数回クリックだけで実行できるようになり、IT サポートを必要としないため、以前よりも簡単で10倍も作業時間が短縮されました。