Synology®がWi-Fi 6ルーター RT6600ax の発表と共に、SRMオペレーティングシステムのメジャーアップデートをリリース
台湾、台北—2022年5月12日—Synologyは本日、家庭およびオフィスに高速でセキュアなネットワークを提供するために設計された、高速でセキュリテイに特化したRT6600axルーターを発表しました。新しいSynology Router Manager (SRM) 1.3 1 を搭載するRT6600axは、接続デバイスの急増やその結果増大するセキュリティの脅威からユーザーを保護する必要性など、現在のネットワーク環境がもつ課題に対応した機能が備わっています。
性能と安定性を重視した設計
Synology初のWi-Fi 6認定ルーターであるRT6600axは、改良されたデータエンコーディング、ビームフォーミング、スケジューリング、信号分離により、より信頼性の高いWi-Fiを提供します。WANまたはLANに設定可能な2.5GbEポートは、マルチギガインターネット接続やNASなどの高性能デバイス、高速ワイヤレスバックホールを活用することができます。クアッドコア1.8 GHzプロセッサーにより、多数のデバイスを接続し、すべての機能を有効にした場合でも、高速な接続とスムーズな操作が可能です。また、Smart Connectと連動するトライバンド技術により、デバイスの分布を最適化しデータ通信上のボトルネックを解消します。
強固なネットワーク基盤の構築
RT6600axは、Synologyの直感的で使いやすいルーター向けオペレーティングシステムの最新バージョンであるSRM 1.3によって動作します。ネットワーク管理機能を大幅に拡張する改良と追加機能により、SRM 1.3は今日のネットワーク環境で求められるセキュリテイ強化およびさらなる柔軟性に対応します。
最大3つまでWi-Fi SSIDをマップできるネットワークを最大5つ作成できるため、多目的なネットワーク環境を管理する際のセキュリテイ強化を簡単に実現できます 2 。単方向ファイアウォール ルールをネットワークごとに設定することで、IoT機器など安全性の低いデバイスの接続を制限できるほか、802.1q規格のサポートによりルーター、AP、メッシュ構成の既存ネットワークへの統合を簡素化できます 3 。
インターネット利用のニーズに対応する包括的なツール
SRMの最新のアップデートにより、ウェブフィルタリング、トラフィックコントロール、リモート アクセスのための多数のアプリケーションがSynologyの新世代ルーターにでご利用いただけます。
Safe Access
ユーザーごとのプロファイルを設定することで、インターネット利用時間の制限や設定条件下でのブラウジングのブロックが可能です。同じプロファイルに割り当てられたデバイスは、同じインターネット アクセス規則を共有しますので、手動で何度も設定する必要はありません。どのユーザーにも属していないけれどもインターネットのアクセス制御と監査が必要なデバイス (ゲストや新デバイスなど) に対しては、ネットワーク固有のプロファイルを利用できます。
ペアレンタルコントロール機能には、インターネット利用時間の制限 (スケジュールであるいはクオータベース)、許可/ブロックリストによるウェブサイト全体または特定ドメインのフィルタリング、YouTube、Google、Bing、DuckDuckGoのセーフサーチオプションによる不適切な検索結果の制限などがあります。セキュリテイは、DNSとIPのThreat Intelligence DatabaseやGoogle Safe Browsing 4 のサポートにより強化されています。
トラフィックコントロール
利用可能な帯域を接続デバイスに分配し、特定のニーズが生じた場合に単一のクライアントやアプリケーションを優先させることができます。また、リアルタイムのデータと履歴データにより詳細な監査を実現し、トラフィックレポートは自動あるいはオンデマンドで生成されCSVまたはHTMLフォーマットにより簡単に共有できます。
VPN Plus
リモートワークやハイブリッドワークにSRMがもつ一連のリモート接続ツールを活用することができます。ブラウザから直接イントラネット専用ウェブサイトへアクセスしたり (WebVPN)、専用クライアントで各種プロトコルにより高速接続を確立したり (SSL VPN)、複数拠点をブリッジして異なるネットワーク間で簡単にリソースを共有したり (Site-to-Site VPN)、RDP/VNC規格に対応したデバイスをリモート操作したり (リモートデスクトップ) することが可能です。
より強力なモバイル管理
SRMのモバイルアプリであるDS routerが一新され、外出先からのネットワーク管理が改善されました。バージョン2.0 5 により、新しいワイヤレス ネットワークの作成、ウェブフィルタリングおよびペアレンタルコントロールの設定、トラフィックコントロールの設定など、ウェブブラウザからのみ利用可能であった数々の機能がスマートフォンでも利用できるようになります。
発売状況
RT6600axの日本での発売時期は5月下旬頃となります。
- SRM 1.3は現在RT6600axでのみご利用いただけます。他のSynologyルーター(MR2200acおよびRT2600ac)でも、今年後半にご利用いただけるようになります。
- ネットワークごとの複数SSIDは、Smart Connect機能をオフにした状態でのみご利用いただけます。
- RT6600axのMR2200acおよびRT2600acルーターへの接続サポートは2022年後半に追加される予定です。
- Googleセーフブラウジングを有効にするには、APIキーが必要になります。
- DS router 2.0は、SRM 1.2以降が動作しているすべてのデバイスでご利用いただけます。
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