ソース
Synology NAS をバックアップ ソースとして設定する際の重要な設定手順とトラブルシューティングについて説明してありますので、最後までよくお読みください。
(共有) フォルダをバックアップ
Hyper Backup は、バックアップしたい共有フォルダ、フォルダおよびファイルを選択するための柔軟な方法を提供します。チェックボックスにチェックを入れるか解除することで、バックアップするものを選択できます。バックアップの選択肢には以下の 3 つがあります。
バックアップの選択肢 | 説明 |
---|---|
親およびサブフォルダのバックアップ![]() |
選択されたサブフォルダ「a、b、c」およびフォルダ「A」内のすべての個々のファイルをバックアップします。また、フォルダ「A」に今後作成される新しいサブフォルダおよび個々のファイルもバックアップされます。 |
親フォルダのバックアップ![]() |
フォルダ「A」内の個々のファイルのみけをバックアップします。また、フォルダ「A」に今後作成される新しいサブフォルダおよび個々のファイルもバックアップされます。 |
サブフォルダのバックアップ![]() |
フォルダ「A」内で選択されたサブフォルダ「a、b、c」のみをバックアップします。 |
注:
- バックアップのフルパスの最大長は 4,080 文字です。
- バックアップ元のフォルダが暗号化された共有フォルダ、またはそのサブフォルダである場合は、バックアップ元のフォルダはバックアップ タスクを作成するときにマウントしたり、マウント解除したりすることができます。
- 複数バージョンのバックアップとしては、マウントされた暗号化済みの共有フォルダだけをバックアップすることが可能であり、それらは暗号化された/暗号化が解除されたフォルダに復元することができます。シングルバージョンのバックアップとしては、マウントされたあるいはアンマウントされた暗号化済みの共有フォルダをバックアップすることが可能であり、それらは暗号化された/暗号化が解除されたフォルダに復元することができます。それらを暗号化するには、同じ名前を持つ暗号化した共有フォルダをローカル Synology NAS にマウントする必要があります。復元したフォルダはスタートアップ時に自動ではマウントされません。
- リモートでマウントされたフォルダおよびその他のパッケージがマウントされたフォルダをバックアップ ソースとして使用することはできません。例えば、DSM に Active Backup for Business をインストールした場合、ファイル形式の制限により、共有フォルダにある関連するデフォルトフォルダ ActiveBackupforBusiness はバックアップできません。
- ボリューム全体のバックアップを選択すると、新しく作成された共有フォルダがあると、バックアップソースに自動的に追加されます。
- Hybrid Share フォルダのバックアップは、単一バージョンのバックアップ タスクではサポートされません。
アプリケーションをバックアップ
- 特定アプリケーションのバックアップに対応しています。現在サポートされているパッケージは次のとおりです。
- Antivirus Essential
- Audio Station
- Central Management System
- Cloud Sync
- DNS Server
- Download Station
- File Station
- Glacier Backup
- Hyper Backup
- Hyper Backup Vault
- LDAP Server
- ログ センター
- MariaDB
- Media Server
- Note Station
- OAuth Service
- Presto File Server
- Proxy Server
- RADIUS Server
- SSO Server
- Storage Analyzer
- Surveillance Station
- Synology アプリケーション サービス
- Synology Calendar
- Synology Chat Server
- Synology Contacts
- Synology Directory Server
- Synology Drive Server
- Synology Mail Server
- Synology MailPlus Server
- Synology Office
- Synology Photos
- Universal Search
- USB Copy
- Video Station
- VPN Server
- Web Station
- WebDAV Server
- 特定のパッケージをバックアップできるかどうか、その他について知るには (バックアップコンテンツや制限など)、パッケージのヘルプ ドキュメントをお読みください。
- バックアップするアプリケーションを選択すると、関連する共有フォルダもバックアップされます。例えば、ユーザーが Synology Photos のバックアップを選択すると、そのデフォルト共有フォルダ「Photo」もバックアップされます。
- Video Station と Surveillance Station の場合、特定の設定またはフォルダをバックアップするなど詳細な設定が可能です。
をクリックして詳細設定を行います。詳しくは、Video Station と Surveillance Stationのヘルプをお読みください。
システム構成をバックアップ
システム構成は、バージョンが作成されるたびにデフォルトでバックアップされます。復元したときにシステム構成が競合すると、現在の構成に上書きします。バックアップのシステム構成は次のとおりです。
- ファイルの共有:
- 共有フォルダ
- ファイル サービス:SMB、AFP、NFS、FTP、rsync、詳細設定
- ユーザーとグループ:ユーザー、グループ、ユーザーホーム、パスワード設定、パスワード有効期限
- ドメイン/LDAP
- 接続性:
- 外部アクセス:QuickConnect、DDNS、ルーターの設定、詳細設定
- ネットワーク:全般、ネットワークインタフェース、トラフィック コントロール、固定ルート、接続
- セキュリティ:アカウント保護、自動ブロック、DoS 保護、HTTP 圧縮、TLS / SSL プロファイルレベル
- 端末と SNMP
- システム:
- ログイン ポータル:DSM、リバースプロキシ、アクセスコントロールプロファイル
- 地域オプション
- 通知
- 更新と復元
- サービス:
- アプリケーションの権限
- サービスにインデックスを付けています
- タスク スケジューラー
Windows ACL 設定のバックアップ
バックアップ先のファイルシステムに関係なく、Synology NAS 上のファイルの Windows ACL 設定もバックアップされます。
(共有) フォルダをバックアップ
アプリケーションをバックアップ
システム構成をバックアップ
Windows ACL 設定のバックアップ