- さまざまなプラットフォームにおけるクライアント用の同期サーバー
- Synology NAS サーバー間のクロスオフィス ファイルのコラボレーション
- ウェブポータル上のファイル管理
- オンラインファイル編集用 Synology Office との統合
- 安全かつセキュリティ保護されているファイル共有リンクの生成
全般
機能
仕様
- DSM 7.0 以降と互換性あり
- サポートされているブラウザの一覧は、DSMのシステム要件を参照してください
- Synology Drive Server バージョン 3.0 以前の場合:
- Cloud Station Drive、Cloud Station Backup、Cloud Station ShareSync、および DS cloud などの Cloud Station のアプリケーションは Synology Drive Server と互換性があります。つまり Cloud Station Server は Synology Drive Server にアップグレード後もそのまま動作し続けるということです
- Synology Drive Client デスクトップ アプリケーションと Synology Drive ShareSync は Cloud Station Server と互換性があります。それらは引き続き Cloud Station Server に接続して動作できます
- Synology Drive Server バージョン 3.0 以降の場合:
- Synology Drive Server 3.0 以降は、Cloud Station Suite アプリケーションをサポートしなくなりました。Cloud Station スイート アプリケーション (Cloud Station Server、Cloud Station Drive、Cloud Station Backup、Cloud Station ShareSync、DS cloud など) を使用している場合は、互換性を確保するために、Synology Drive スイートで対応するアプリケーションに切り替える必要があります
- Synology Drive Client や Synology Drive ShareSync を含む、接続されている Synology Drive Client アプリケーションは、バージョン 3.0 以上に更新して互換性を確保する必要があります
- パッケージ センターから次のパッケージを最初にインストールする必要があります。
- Synology Universal Search
- Synology Application Service
- Universal Viewer
制限事項
- Synology Drive Server 3.0 以降のバージョンは、Cloud Station スイート アプリケーション(Cloud Station Server、Cloud Station ShareSync、Cloud Station Backup、Cloud Station Drive、DS cloud)と互換性がありません
アプリケーション コンポーネント
Synology Drive Admin コンソール
機能
- Synology Drive のビジネス データ資産とリソースを監視および制御するための管理者向けサービス管理センター
- コンピュータ、携帯電話、およびその他の Synology NAS サーバー上の対応するクライアント アプリケーション用のファイル同期サーバー
- 履歴バージョン ポリシーを持つ Synology Drive にアクセスするために Synology NAS 上の特定の共有フォルダを選択するオプション
- あらゆる展開シナリオに合わせてユーザーのアクセスと共有のアクセス許可を柔軟に設定
- ファイルとフォルダのポイントインタイム履歴バージョンの復元
仕様
- バージョニングポリシーによる共有フォルダの管理
- 複数バージョンでの重複排除を行う、最大履歴32のファイルバージョン
- 履歴バージョンは、7、30、60、120 日間でひと回り
- 保持ポリシーオプション:重要なファイルバージョンを保持するための、先入れ先出しまたはインテリバージョニング アルゴリズム
- 共有フォルダーには高度なセキュリティオプションが利用可能 (ファイルダウンロード制限やウォーターマークの追加など)
- Synology Drive Server 3.4以降のバージョンで対応
- フル機能を使うには、Synology Drive Client 3.4、Synology Drive モバイル アプリ 3.3以降のバージョンが必要です
- ダウンロード制限は、非管理者ユーザーだけに適用可能
- ウォーターマーク機能:
- Synology NASあたりの推奨同時コンピュータークライアント接続:最大 2,000
- 同時コンピュータークライアント接続数は、Synology NASモデルによって変わります (推奨数については、各Synology NASモデルの製品仕様をご確認ください)
- サービス停止、システム正常性状態、イベント、ファイルまたは共有フォルダー設定の変更など、監視目的でロギングおよびシステム情報のエクスポートをサポートします
- 非管理者ユーザーに共有権限の設定を許可
- 強制パスワードと有効期限付きのパブリック共有
- DSMユーザーとグループのアカウントを割り当てることでダイレクト共有
- 選択したフォルダー内の共有リンクについての詳細情報をもつ共有リンクレポートをエクスポート
- ファイルタイプ (ドキュメント、音楽、動画、画像など)、ファイル名、ファイル拡張子によるブラックリスト、指定ユーザーによるファイル同期の最大ファイル数設定
- デバイス名、ユーザー名、アプリケーションタイプ、オンライン/オフライン状態、IPアドレス、場所などの詳細情報をもつ、クライアントアプリケーションの接続リスト接続のリンク切断や同期ファイルのリモートワイプをデバイスから行うオプションを装備
- Synology Driveでの検索機能を強化するために、各共有フォルダーに対しコンテンツのインデックス化ルールをカスタマイズ可能
- アプリケーションのストレージ利用を計算し、削除済ファイルをゴミ箱に手動消去して空き領域を生成
- Version Explorerを使用した管理者によるロール別の表示切り替えと、ファイル/フォルダのバージョン履歴の参照
制限事項
- マウントされている共有フォルダはチーム フォルダとして有効にできません
Synology Drive
機能
- ラベルや星で重要なファイルを分類またはマークされたチームフォルダを介した Web ポータルのファイル アクセスとコラボレーション
- 安全な共有シナリオのためのきめ細かく柔軟なファイル/フォルダアクセス許可設定
- シームレスなチームコラボレーションを促すオンライン編集ツール Synology Office とインスタントメッセージングサービス Synology Chat との統合
仕様
- サポートされているブラウザは、Firefox、Chrome、Safari、Edgeです
- ラベル、星、ホットキーによるファイル管理と変更時刻、タイプ、所有者、およびサイズによる並べ替え
- さまざまな検索条件(キーワード、場所、タイプ、所有者、ラベル、サイズ、日付など) で DSM 組み込みパッケージ Synology Universal Search を使用したコンテンツ検索による最も関連性の高いデータの迅速な抽出
- カスタマイズ可能なアクセス許可設定による、他のDSMユーザーとのみのフォルダおよびファイルの共有、パスワードおよび有効期間による保護を使用した公開共有
- ユーザーアクションおよびイベントの詳細による監視とログ記録 (ファイル操作、アクセス許可の変更、およびバージョンのローテーションを含む)
- Synology Office との統合による、ドキュメント、スプレッドシート、およびスライドでチームコラボレーションを行う機能お提供
- Synology インスタント メッセージ アプリケーション Synology Chat による重要な更新通知の送信
- Synology Driveをローカルまたはリモートの宛先にバックアップし、Synologyパッケージ Hyper Backup を使用してパッケージの設定とデータを以前の時点に復元
制限事項
- Team フォルダから削除されたファイルは、システム管理者のみがアクセスできるごみ箱に保存されます
連携ユーティリティ
Synology Drive Client
機能
- コンピュータと Synology Drive サーバー間でファイルとフォルダを同期し、ファイル ブラウザ経由でファイルにアクセス、参照、および共有するデスクトップ アプリケーション
- クライアント側でファイルやフォルダを復元する機能を備えた、ローカルコンピュータから Synology Drive Server へのリアルタイムまたはスケジュールされたコンピュータバックアップ
仕様
- Synology Drive Serverパッケージは、Synology NASにインストールされている必要があります
- サポートされているオペレーティングシステム:
- Windows 10以降、ただしARM上のWindows 10とWindows Serverエディションを除く
- Synology Drive Client Windows 64ビットバージョンがインストールできるのは、Windows 10 2004以降だけです
- macOS 10.14以降 (64ビット)
- Ubuntu 20.04以降 (正式にサポートされているバージョン)
- Windows 10以降、ただしARM上のWindows 10とWindows Serverエディションを除く
- Windows環境用Synology Drive Clientを使用して最大 64 個の同期タスクを作成
- オンデマンド同期 機能により、サーバーのコンピューター容量の消費とオーバーヘッドを減少させることができます (Windows 10バージョン1809、macOS 12.3およびそれ以降で利用可能)
- Synology Drive Server上のマイ ドライブ、チーム フォルダ、および自分と共有フォルダと同期して、ローカル コンピュータ上のファイル ブラウザからファイル アクセス
- 双方向同期または一方向のアップロード/ダウンロードにより、さまざまなコラボレーションニーズを満たすことが可能
- 各同期タスクのファイル名、ファイル拡張子、および最大ファイル サイズをブラックリストに登録
- 柔軟なバックアップ設定で、さまざまなバックアップ ニーズを満たす連続、手動、スケジュール モードが可能です
- さまざまなバックアップ ニーズを満たす連続、手動、またはスケジュール モードで柔軟なバックアップ設定。
制限事項
- 各 Synology Drive Client が同期できるファイルの最大数は 500,000 です。この数値を超過するとアプリケーションのパフォーマンスが低下して、予期しないエラーを引き起こすことがあります。
- Synology Drive 同期タスクで特定のファイルとドライブの種類がサポートされていません (詳細)
- .pst ファイルは移植可能であるとは限らないため、.pst ファイルはサポートされていません
- 1 つのアカウントに対して確立できるバックアップ タスクは 1 つのみ
- 既に同期されているフォルダ、または同期されたフォルダに対する先祖フォルダまたは子フォルダであるフォルダを同期タスクとして選択できません
- ローカル フォルダに他のファイル プロトコルを介してマウントされたフォルダが含まれていると、Synology Drive はマウント ポイント内のファイル変更を検出できないため、このマウント ポイント内のファイルが同期されないことがあります
- オンデマンド同期
- Synology Drive のオンデマンド同期、OneDrive のファイル オンデマンド、または iCloud Drive とその子フォルダと既に同期されているローカル フォルダは、オンデマンド同期を使用してタスクに選択できません
- ルート ドライブ ディレクトリ (例えば、C:\と D:\) および home ディレクトリ (例えば、C:\Users<ユーザー名>) は、オンデマンド同期フォルダとして選択できません。
Synology Drive (モバイル)
機能
- iOSおよびAndroid環境で、ファイルの検索、共有、移動、ラベルの適用、カスタム コレクションの作成といった機能で、外出先から簡単にアクセスし、ファイルを管理
- 安全な共有シナリオのためのきめ細かく柔軟なファイル/フォルダアクセス許可設定
- オフライン アクセスによるローカル デバイスにダウンロードされたファイルの表示
- 同期機能で、ファイルおよびフォルダーを最新に維持
- 写真バックアップ機能で、モバイルデバイス上の写真や動画を保護
- WeChat上のファイルをWeChatのバックアップ機能で保護 (中国版のみ)
仕様
-
システム要件
- iOS:16.0 以降
- Android:8.0 以降
- ラベル、スター、タイトル、変更時間、タイプ、所有者、サイズによるファイル管理
- キーワード、場所、タイプ、所有者、ラベル、サイズ、日付などのさまざまな基準でコンテンツを検索し、最も関連性の高いデータを迅速に収集
- DSMユーザーのみにフォルダとファイルを共有するためのカスタマイズ可能な権限設定、またはパスワードと有効期間の保護で公開共有
- パスコードによる安全なアプリケーションロック(指紋スキャナー対応)
- 柔軟な管理のためのカスタムバックアップパスへの写真バックアップ
- カスタム同期ルールを設定できる双方向および一方向の同期タスクによるモバイルデータの強化された保護
- ローカルデバイス上の複数ファイルのオフラインアクセスと自動更新
- Synology Office ドキュメントとスプレッドシートの編集をサポート(Synology Drive Server 3.2.0-795、Synology Office 3.5、Android 10.0、iOS 14.0 以上のバージョンが必要)
- PDFファイルの注釈をサポート、テキストのハイライト、ノートの追加、PDFドキュメントへの署名を含む。iOSでは、注釈はSynology Driveの元のファイルに更新され、Androidでは、元のファイルを置き換えるか新しいファイルとして保存するかを選択可能
- アプリ内で.txtおよび.mdファイルの編集をサポート、.mdファイルのMarkdown構文サポートを含む
- ファイルタイプ(例:ドキュメント、写真、ビデオ、音楽)でファイルを表示するオプションとカスタムコレクションを作成するオプション
- iOS FilesおよびAndroidドキュメントプロバイダーとの統合により、異なるストレージアプリ間でファイルを簡単に閲覧、開く、編集、移動するためのユニバーサルエントリ
- 一般的なファイル形式の表示をサポート(サポートされているファイル形式)
- キャッシュ管理によるファイル読み込み速度の加速
- 各チームフォルダのストレージ使用量とクォータ制限情報を提供
- ダークテーマ設定をサポート
制限事項
- iOS デバイスでは、ダウンロードやコピーを許可しないリンクでファイルを開くと、Synology Slides を表示できません。
- PDF の注釈は、編集を許可するドキュメントでのみ利用可能です。
- Android デバイスでは、Synology Drive モバイルアプリで PDF の注釈を任意の文字タイプで作成および表示できます。ただし、サードパーティ製アプリでは、文字タイプが以下のいずれかでない限り、注釈は消えてしまいます。
- 中国語(繁体字および簡体字)
- キリル文字
- ギリシャ文字
- 日本語(ひらがな、カタカナ、漢字)
- 韓国語(ハングルおよび漢字)
- ラテン文字