事例研究

Thai Nippon FoodsはSynologyのデータ保護ソリューションで速やかなバックアップと復元を可能にし、BCP対策を実現

TH ThaiNipponFoods

Synologyは、さまざまなビジネスの課題を解決する強力なアプリケーションを提供しています。Synologyのデータ保護スイートは、高速のローカルバックアップと復元をサポートし、Synology High Availabilityは不測の事態が発生してもビジネスと生産システムが中断することなく稼働し続けることを保証します。

Mr. Prasitchai、Thai Nippon Foods Co., Ltd.、ITマネージャー

ランサムウェア攻撃がデータストレージと復旧プロセスの脆弱性を暴露

タイ日本フーズは、業務データの保存と転送に自社内サーバーを利用していました。データ保護については、全データのローカルバックアップに加えて、重要なファイルをクラウドにバックアップしていました。しかし、データがランサムウェアの攻撃を受けると、同じサーバー保存されていたデータとバックアップデータが暗号化され、アクセス不能になってしまいました。また、復元の際にはインターネットの制約のために数日を要しました。

サーバーが停止し、工場での業務に支障をきたすことがあったため、同社はファイルサーバーを冗長構成にし、より高速で信頼性の高いローカル・ネットワーク経由のバックアップを導入することを決定した。目標はサーバーに問題が発生した場合のダウンタイムを最小限に抑え、PCとVMを可能な限り短時間でリストアし、ビジネスの継続性を確保することでした。

運用混乱リスクを軽減するために近代的なバックアップソリューションを積極的に導入

同社は、高い信頼性をもち、オンプレミスでのバックアップと復元のソリューションと、それに加えて高可用性アーキテクチャをサポートするファイルサーバー ソリューションを探し、既存のクラウドバックアップ ソリューションと入れ替えることを決断しました。バックアップソリューションは、バックアップがスキップされることなく、いつでも復元できるように、高可用性をサポートする必要があります。

 

 

Synology High Availabilityによりダウンタイムを最小化

IT チームは、Synology High Availability のサポート、Synology Active Backup for Business の強力なデータ保護とリストア機能、シンプルなライセンス モデルによる透明で魅力的な総所有コストに基づいて、新しいストレージとバックアップ ソリューションの両方に 6 台の Synology サーバーを導入しました。

本番用サーバーとしては、アユタヤの本社に同一の2台の16ベイRackStationユニットが、Synology High Availabilityのアクティブ- パッシブ構成で設置され、ピサヌロークに設置された2台の8ベイRackStationユニットも同様なハイアベイラビリティ構成となっています。この新しい構成により、いずれの支店でもファイルとデータへのアクセスが低遅延で行えるようになり、アクティブサーバーを計画的に停止したり予期せぬ停止の場合に備えてパッシブサーバーが常に待機しています。

 

 

Active Backup for Businessですべてのバックアップタスクを集中管理

本社のPCと仮想サーバーをバックアップするために、さらに2台の16ベイラックマウントユニットがSynology High Availability構成で用意されました。Active Backup for Businessにより、管理者は集中コンソールからすべてのエンドポイントの保護を設定し、監視することができ、どのデバイスやマシンもSynologyサーバーから素早く復元することが可能になっています。障害発生時に備えてパッシブサーバーが常に待機しており、バックアップが常に取られていることで安心していられます。

 

タイ日本フーズ構成図

Synology High Availability (SHA) による稼働率の確保

タイ日本フーズは、Synology High Availability (SHA) を活用してサービスの可用性を高め、連続的な生産を可能にし、さらにはアクティブサーバーが計画的に停止したり予期せぬダウンタイムが発生した場合に事業に影響するのを防いでいます。

 

スケジュールされたデータ保護と集中管理

Active Backup for Businessの導入により、すべてのPCとVMのスケジュールバックアップを通じてビジネスデータを自動的に保護し、強力な中央コンソールから管理できるようになりました。

 

ライセンス不要のソリューションによるコストと時間の削減

タイ日本フーズが利用しているソリューションは、対応するSynologyデバイスに対してはライセンスが不要で、追加費用がかかりません。ITチームは、クラウドサービスとデータ転送にかかっていた月額費用、さらにはバックアップソフトウェアライセンスを管理し、更新するための時間を節約することができるようになりました。

顧客について

1942年にハムとソーセージの製造業者として日本で創業したニッポンハムグループの事業は、今日ではでは流通、加工、さらには大規模農業にまで及び、生鮮牛肉、鶏肉、ハム、ソーセージ、加工肉、水産品、野菜などを取り揃えています。ニッポンハムグループは、アジア、ヨーロッパ、オセアニア、アメリカの19か国、508箇所で事業を行っています。

ニッポンハムの子会社であるタイ日本フーズ (Thai Nippon Foods Co., Ltd.) は、1989年にタイのアユタヤで設立され、輸出および国内市場で生肉、加工食品、海産物の生産、物流、輸送を行っています。

 

タイ日本フーズ工場

製造
1000-9999
タイ

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